S&W M629 Classic

東京マルイ グロック18C レビュー 【ガスブローバック】

ついに…、ついに…

きたーーーーーーーー!!!

長きに渡り、来ないかなぁ来ないかなぁと言い続けたガスBLKのGLOCK18Cが登場しました!
ぐっじょぶ! マルイさん!(苦w

事の始まりは、2008年10月、第48回全日本模型ホビーショーでマルイさんが ガスブローバックのフルオート、『Hi-CAPA XTREME.45』を発表し、マルイさんがフルオートの 可能なガスブローバックを研究していると言う事が解りまして、コレは『GLOCK18C』も来るんでは?  と、俄かに期待が高まりました。 あれから1年半、音沙汰の無いまま、若干忘れかけていた淡い期待が、今年の5月、第49回静岡ホビーショー で、一気に息を吹き返しました。
東京マルイは、満を持して『セミ・フル切替式ガスブローバックガン GLOCK18C』を発表したのです! 発売日は明示されてはいませんでしたが、行き着けのGUNSHOPさんで即効予約し、 それから2ヶ月、2010年7月9日につい発売されました。
それでは、期待のガスブローバック、GLOCK18Cをレビューしていきたいと思います!

オーバーオールビューレフト オーバーオールビューライト
自分にしては珍しく、箱から出してすぐ写真を撮ったので、まだ出荷時のスライドに散布されていたオイルが まだ乾ききっていませんね(苦w
全体の外観はこれぞグロックと言わんばかり、グロックフェチの自分からすると、 ドキドキワクワクが止まりませんでしたねw
手持ちのG17と比べると若干艶が無くマッドなイメージで、スライド後部に設置されている 切替レバーにどうしても目が行ってしまいましたw

パッケージ
パッケージもセレクターに重きを置いた感じw
マルイさんのガスブロフルオートの時代到来を知らせるようですねw

付属品
内箱は凝った物ではなく、普通の発砲スチロール。取説一式とクリーニングロッド、試射用のBB弾が少量と、 空撃ち用のフォアローストッパーが2つ入っていました。



快調な作動を楽しむために
今回、説明書とは別に、左の『快調な作動を楽しむために』と言う小さな紙が入っていました。
今までマガジンへのガス注入は垂直状態じゃないといけないかと思っていたんですが、斜めにして入れると 完全にタンクが満タンにならず、ガスが気化するスペースが増えて動作が安定するそうです。
ちょっと実射の際に試してみましょうかね。


スライド
先にも書いたんですが、スライドは若干艶消しのマッドな感じに仕上げられています。
手触りはサラッとしていて触り心地はいいですね。
スライド後端には18の特徴とも言えるセレクターレバーが設置されております。


マズルフェイス
マズルフェイスはグロックのそれそのものです。
3rdGenフレームで、レールが配置されており、各種アタッチメントが装着可能だと思われます。
アウターバレルの内側には解り難いですが、ライフリングもモールドされています。


コンペセイター
スライド上部には、これまた18Cの特徴である大きなコンペセイターが開いています。
アウターバレルにも、実銃どおりのマグナポートが開いており、内側のインナーバレルには、 いつも通り、黒いテープが貼ってありますので安心ですね(苦w


エジェクションポート
今回、「おっ!」と思ったのは、アウターバレル(エジェクションポート)がメタルっぽいって事。
いい感じの塗装です、このテカテカ感好きですね!


セレクター・セミ セレクター・フル
さて、注目のセレクターですよ!w
マークは点が彫ってあるだけの至ってシンプルなもので、上(点1つ)がセミオートポジション(左画像)、 下(点2つ)がフルオートポジション(右画像)です。
ポジション毎には、クリック感があり、そこそこ堅いです。 ただ親指で操作するのには、問題ない程度の堅さと言う事で、 スライドの動作で勝手にフルオートになるという事はなさそうです。
ただフルオート→セミオートを銃を握った状態でやろうとすると、 フレームとの隙間が無いので、少々コツが要りますね。

サイト
サイト間は158mm。
サイティングは良好。いつもどおりのグロックで問題は無いですね。
まぁフルオートで撃つのにサイトがいるのかどうかはわからないんですけどね(苦w
ちなみに他のマルイさんのグロックのサイトと交換可能かなぁ?と思ってみてみたんですが、 フルオート機構の関係でサイトの構造が大幅に変わっており、 17の発光サイトなんかは取り付けられませんでした。


フロントサイト フロントサイトはドットタイプでドット自体が若干大きいかなって感じ。
リアから覗くと円の下辺りが若干切れる感じです。
リアサイト リアサイトはホワイトアウトラインタイプ。個人的には3点ドットタイプの方が好き(苦w


グリップ
グリップもいつもどおりのグロックですw
内部のアッセンブリは違うようですが、側のフレームはG17と一緒らしいので、 組み替えればODやTANカラーのフレームも組めるらしいですよ。
トリガーはしっかりとコッキングインジケータ機能も再現されています。



トリガーレストポジション こちらがレストポジション。この状態は遊びは殆どありません。
トリガーコックポジション こちらがコックポジション。トリガーストロークは約8mmで、トリガープルは1.7kgと若干重め。


トイガンセーフティ
トイガンセーフティは、いつもどおりフレーム下部のシリアルプレートです。
コッキング状態の時のみ作動し、矢印方向へ移動させるとトリガーがロックされます。
まぁアタッチメントをつけたりすると隠れてしまって操作できません。
殆どあってないようなものですねぇw


フィールドストリッピング
フィールドストリッピングもG17同様、実銃方式で可能。 画像の状態までは一切のツールは必要ありません。
取説や右の画像はフルオート状態になっていますが、 実感的にはセミオートの方がストリップしやすい気がします。 自分の個体だけかもしれませんが、スライドを1センチくらい前に出した所で結構な引っ掛かりがあり、 若干力を入れて前に押し出さないとスライドが外れませんね。
まぁ使っているうちにこの渋さは抜けるかも知れません。

HOP UP
HOP UPは従来のGLOCKシリーズと同じ方式を採用しています。
画像の矢印の方向へダイヤルを回すとホップが強く掛かります
これも他と同じ様にクリック感はありません。

50連マガジン
今回本体と同時発売で50連マガジンも発売されました。実に長いw
マガジンの底には、G17カスタムに付いていたマグバンパーが装備されており、 マグバンパーを前側にずらすとガスの注入口が露出する構造になっています。 マグバンパーのロック構造がフォアローのバネに連動しているので、 BB弾が装填されている状態だと固くてマグバンパーが入りません(汗
BB弾が無くなった所を見計らって小まめにガスは注入したほうがいいと思いますよ。


マガジン比較
上から、50連、ノーマルの25連、んで26用の15連マグです。
こうして並べると50マグの長さが際立ちますね。
つか、15連との差が笑えるくらいありますねw
重さは50連マグが546g、通常マガジンが296g、15連ショートが216gでした。
(ガス・BB弾未装填状態で計測)

50連マグ装着
18Cに装着するとご覧の感じになります。
本体内に収まりきらない、大容量のマガジンって所が、 マシンピストルって感じでカッコよくないですか?
ちなみにこの50連マガジンバンパーのおかげで垂直に立てる事が出来ます。 写真のように本体を装着した状態でも立ちますよw
ちなみに50連マグはグリップから約100mm飛び出していました。

電グロ比較 電グロ比較
まず、マルイ製電動ハンドガンGLOCK18Cとの比較です。
やはり全体的に艶が無い感じです。
刻印はガスブロ18Cの方がシャープになっており、若干フォントが小さい感じでした。
ただ、エジェクションポートの所やスライドのエジェクター下あたりの GLOCKの刻印がガスブロ18Cでは入っていませんでした。

17と18C比較
続いてガスブロ17(奥)との比較です。
実銃も17の制圧能力を上げる目的でカスタムされたのが18という事もあり、 トイガンの17と18Cは、見た目のサイズは変更はないようです。
あえて、上げるなら17に比べると18Cの方がサラッとした手触りになっていました。

スライド比較
外観こそ大きく変わらないものの、ブローバックエンジンが大きく変わっています。
ピントンがデトニクスに採用されたD型ピストンに変わり、燃費、リコイルともに向上しているそうです。
あとスライド後端にセレクターの状態を機関部に伝える為の機構が新しく設置されており、 その関係でサイトの形状が違うようです。
他にはアウターバレルの幅(特にエジェクションポートあたり)が18Cの方が若干太いようです、 リコイルスプリング、インナーバレルとチャンバー周りは同じようです。
バレルアッセンブリとリコイルスプリングは、17と18Cのものを入れ替えても、 どちらも問題なく動作しましたが、スライド自体は、スライドレイルの幅が違うようで、 17のスライドを18Cに付ける事、その逆も出来ませんでした。
ただ、驚いたのはコレだけ形状や、仕様が違うにも関わらず、 どちらも同じ、重量が167gだったと言う事です。普通ならパーツの多い18Cの方が重いような気がするんですが、 ブローバックスピードを落とさないように、かなりの軽量化が図られたものだと思います。

フレーム違い
←フレーム自体は同じ物のようですが、アッセンブリはフルオート機能の実装で こちらも大きく変わっています。スライドのノッチがカットオフレバー(?)を トリガーを離さないと戻らないように間に入って邪魔するようことでフルオートにしているようです。
フレームの重さは17が242g、18Cは244gと2g18Cの方が重いですが、もっと差が開くかと思いきや、 こちらも結構な軽量化が図られているのではないでしょうか。

スライド違い →ちょっと見えにくいですが、スライド後端をみると明らかに スライドレールの高さと幅が違うというのが解ります。

マルイGBB GLOCKファミリー
手持ちのマルイさんのGBB、GLOCKファミリーを並べてみました。
左から26、26A、17、18C。26発売から早いもので10年になります。 18Cの登場でGLOCKファミリーもここまで来たかって感じですねぇ。 後は19のサブコンパクト、34のコンペティションのモデルアップを グロックフェチの私から言えばお願いしたいですね〜。

バランス悪w
最後に、26に50連マガジンをつけてみました。
一応互換性はあるので、問題なく動作は出来ますが、 コレはちょっとアンバランス過ぎますね(苦w
(ちなみにグリップから135mm飛び出しています。)
コレはコレである意味面白いかもしれませんが(苦w



○実射○
計測日の天気は曇り、気温25℃、湿度88%、室内で計測しました。

○フィーリング○
さて、新機構を搭載した18Cの実力の程は、と言うと。
まずスライドの引きは17と比べると18Cの方が若干重たく、18Cは随分と引っ掛かるというか、 メカメカしい感じがします。17がスチャなら、18Cはガチャチャって感じです(苦w
撃ってみると、確かに若干17よりも18Cの方がブローバックスピードが上がっている気がします。
17より、更にリコイルのスピードが向上しているようです。 それに伴い、リコイルもほんの少しだけ18Cの方が強いような・・・(汗w
セミオートはそんな感じ、さて気になるフルオートですが・・・。

タタタタタタタタタタタタタタタタタタ!!!!!!!!

かつてこれほど楽しいガスブローバックがあっただろうか!
超楽しいwwww さすが秒間20発(実測値22発)のフルオートw 12発程度の電グロなんか比べ物にならないほどの 回転速度ww 楽しすぎw
リコイルショックが腕を通り越して頭まで来ます! 気を抜くと眼鏡が振動でズレちゃいますw
更に50連マグを装填すると、リコイルがグッと強くなりますね。 50発を2秒ちょっとで撃ち切ってしまうわけですが、 もうね銃が壊れるんじゃないかと思うぐらい爽快ですw
もう、終始笑いが止まらない楽しさですねw 
さて、ここからは各種実測値の詳細データを紹介していきます。

○ガス容量○
今回は初の試みとして各マガジンのガスタンクの容量なるものも計算してみました。
計算方法は純粋にガス満タン(注入バルブからガスが逆流する状態を満タンとしています。)の状態で、 重量を計測し、空の状態の時との差を出しています。

空重量 満タン重量 推奨注入方法重量
25連マガジン 296g 309g 13g 307g 11g
50連マガジン 546g 562g 16g 561g 15g

測ってみると結構面白い事が分りました。
1マガジン(25発)を撃つのに必要なガスの量(一定間隔で最初から最後まで撃った場合)は、 毎回5gでした。1発換算では0.2g消費されている事になるわけです。
つまり、計算上ノーマルマガジンでガスフル装填時に撃てる弾は65発(2マガジンと15発)となります。 コレを元に実射して計測してみると64発でガスが切れました (最後5発程度はスライドが退がり切らず空撃ちでしたが) まぁ気温やマガジンの暖かさ等など様々な周囲の状況に影響を受けるので参考程度の情報ですが、 一定の指標にはなるかと思います(苦w

○威力○
X3200にて計測しました。使用したBB弾はSUSのECO BB弾0.2gです。
ガスをマルイさんの推奨方法でいっぱいまで注入後、2〜3分ほど手で暖めて、 5mレンジでプロターゲット(ブルズアイ)を撃ち、1ラウンド10発をノーマルマガジンで2回、 50連で1回計測しました。

計測回数 25連マグ1回目(m/s) 25連マグ2回目(m/s) 50連マグ(m/s)
1発目 72.21 70.6 70.41
2発目 72.53 72.64 74.81
3発目 67.06 71.15 72.28
4発目 69.57 71.02 73.96
5発目 69.21 69.47 67.48
6発目 70.39 67.32 71.58
7発目 69.21 69.17 69.74
8発目 66.03 67.14 68.94
9発目 68.86 65.9 71.91
10発目 71.42 66.59 72.95

25連マグ1回目、平均初速は69.65m/s。平均ジュールは0.49J。
25連マグ2回目、平均初速は69.10m/s。平均ジュールは0.48J。
50連マグ、平均初速は71.41m/s。平均ジュールは0.51J。
最大初速は74.81m/s(0.56J)、最低初速は、65.9m/s(0.43J)
若干予想していたより低い数値が出ましたね。0.6Jくらいは出るかと思っていたんですが。

○グルービング○
さぁ、注目のグルービングです!
ここの所、マルシンさんの銃が多く3mレンジでの計測が多かったんですよね。
久々のマルイさんの銃なので、やっと5mレンジでの計測ができますw
計測方法は5m先のプロターゲット(ブルズアイ)に、満タン状態の25連マガジンで1ラウンド10発ずつ、 3回計測しました。使用したのは初速計測で使用したのと同じSUSの0.2gBB弾です。

回数 命中数 グルービング 中央からの距離(最小-最大) 実物
1st 10発 58mm 7mm - 33mm
2nd 10発 52mm 16mm - 44mm
3rd 10発 36mm 12mm - 33mm

さすがマルイさんと言うべきか、驚くべき命中精度です!
マルシンさんの銃ではこうは行きませんよ(苦w
実物を見てもらうと分ると思いますが、殆ど同じ所に当たっちゃって正確な位置が分らない弾が、 すべての計測で見られます。レストマシンを使ってヒューマンエラーを完全に除去したら、 どんな結果が出るのか気になっちゃうくらいの集弾性です。
これなら十分に実戦にも持って出られますね。

DATA

□DATA□

  • 東京マルイ製
  • 18才以上、可変HOP UP仕様
  • 使用弾、6mmBB弾
  • 全長、186mm
  • 重量、708g(マガジン装着時)
  • 装弾数、25/50+1発
  • 価格、16,800円(税別)



○総評○
はい、単純計算5年くらい待っていたG18Cですが、待っていた甲斐があった素晴らしい出来だと思います。 マルイさんが満を持して投入したフルオートシステムはただ遊べるだけではなく、 十二分にサバゲに投入が可能な程の命中精度を併せ持っています。
つか、あまりの爽快さに、笑いが止まらないですからね(爆w
ぶっちゃけ、ハイキャパエクストリームが出たときに、フルストロークではなく残弾がなくなっても、 ブローバックし続ける中途半端なフルオートにちょっとガクッとしたんですが、 しっかりフルストロークを再現し、艶を抑えたコンバットな雰囲気にマルイさんの意気込みが見えますね。
まぁその軽快なブローバックを実現する為のスライドの軽量化で、 剛性がどの程度のものなのか、まだ未知数ですが、それは今後追跡調査して行こうと思います。
これからG18の購入を考えておられる方には、自分は50連マグの同時購入をオススメしますねw
25連マグでもフルオートで十分遊べるんですが、やっぱ少し安定性にかけるんです。 50連マグはその辺りを解消し、より一層フルオートの楽しさを味わうために欠かせないと思いますよ!
では、皆様も楽しいフルオートライフを手に入れてみてはいかかでしょうかw



(2010/07/12:ページ作成)

楽天市場で『東京マルイ ガスブローバック GLOCK18C』を買う。

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