JERICHO 941

ハドソン ジェリコ941 レビュー 【ガスブローバックガン】

あまり見覚えのない方も多いかも知れません。
ジェリコ941は1990年にイスラエルのIMI社が開発したオートマチックピストルで、
通称「ベビーイーグル」と呼ばれています。
メディアへの露出はかなり稀です。
一番判りやすいのはカーボーイビバップの主人公、スパイクが愛銃としているくらいでしょうか。
あと、自分が知ってる限りでは、トランスポーター2でちょっと出てたくらい?(苦w

高校時代にカーボーイビバップ好きの友人O氏に頼まれて、
同好会の友人から仲介して3000円にて購入しました。
先日、そのO氏から連絡があって、
「久々にかまってみたら、壊れていた」
とのことで修理を依頼されました。
と、いうわけで、ついでにインプレしちゃいますw

オーバーオールビュー
なんだか妙に近未来的なフォルムだと思うのは自分だけですかね?(苦w
当時はそれほど興味もなかったんですけど、今回改めて眺めて見ると、カッコいいですね〜w
カクカクした無骨なスタイルは実銃の製造元のIMIならではと言った所でしょうか?w

マズルフェイス
マズルフェイスはさすがDEの兄弟機と言うだけあって、 デザートイーグルをそのままスケールダウンした感じです。
並べて写真撮ればよかったなぁ(汗

サイト
写真ではわかりにくいかと思いますが、サイトは3点式ドットタイプになっています。
サイトは金属製で別パーツになっていますが、取り外し方がわかりません(汗
この固体だけかも知れませんが、フロントサイトが緩く、指で押すと左右にずれますw
これでは、狙いが定まりませんねぇ(苦w
スライド上部は乱反射を防ぐためのセレーションが入っています。


トリガー
トリガー周りです。
ちなみにダブルアクションが可能です。
ダブルアクション時はトリガーストロークは長く、 重さもグロックなどと比べると少々重たい感じがします。
まぁ、逆を言えばシングルアクションなら、短くて、軽くなるわけなんですけどねw

セーフティ
セーフティ周りです。
イマイチこれがよくわからないんですw
なにぶん動かないものでw
上下にかなり遊びがあり、ぐらぐらしています。なんだか不安な感じです。 しかもロック掛けてもハンマーは動くし、トリガーも引けちゃうんで、実際ちゃんとセーフティとしての役割をしているのかがわからないw
一応スライドをロックはしているので、たぶん大丈夫だとは思うんですが・・・。

グリップ
特徴的なのはこのスライドですかね。
IMI社が開発する際に、イタリアのタンフェリオ社が同社のTA90というハンドガンの技術を提供したらしいのですが、このTA90と言うのが、チェコのCz75の血を引いているらしく、ジェリコもCzと同じく、背の低いスライドをしています。
指の太い自分には、少々扱い難いスライドです(苦w

ホールドオープン・アウターバレル
ホールドオープン時
アウターバレルはシルバーに塗装されていて、アクセントが利いています。
黒の銃の中に銀のパーツが一つ入ってると、なんだか急に雰囲気が引き締まりますねw
(画像の上にマウスを置くと、画像が切り替わります)

エジェクションポート
スライドから覗く銀のチャンバーがなんともいえないかっこよさですねw
ちなみに写真では飛んでしまっていますが、「41"AE」と使用弾薬が書かれています。
ジェリコは兄貴分のDEと同じ41AE(アクションエクスプレス)弾を使用します。

グリップ
グリップは太すぎず丸みを帯びていて握りやすく、滑り止めのパターンも入っていて、フィーリングはいいです。
中央部には製造元のIMIの刻印が入っています。
右下部分のネジを外し、下にずらしつつ持ち上げるとグリップ部分を取り外す事ができます。

マガジン
マガジンはダイキャスト製で装弾数は24発。
残念ながら、放出バルブのOリングが緩んでしまっているため、ガスが入らないんですよ(汗

ん?
実際にこの銃を撃ったのは4年以上も昔なので、正確な事は覚えてないんですが、記憶にあるのは3発に1発くらいの高確率で、写真みたいにスライドが戻りきらず、ジャムるんですよ、この銃w
ホールドオープンしてみると・・・

えぇ〜(苦w
これはないわぁww
BB弾がノズルとフレームの間にはまってしまっていますw
しかもこれ、結構ガッチリはまっててドライバーか何かでほじりださないと取れないんですw
実銃もジャムの多い機種らしいんですが、ハドソンさんはそんな所までリアルにモデルアップしたんだねwっとO氏と話してたのを覚えていますw


DATA

□DATA□

  • ハドソン産業製
  • 18才以上、可変HOP仕様
  • 使用弾、6mmBB弾
  • 全長、207mm
  • 重量、759g
  • 装弾数、24+1発
  • 価格、19,425円(税別)


○総評○
先に書いた通り、最後に撃ったのが4年以上も前なので、かなり記憶が曖昧なんですが、確か5m離れた350mlの空き缶に当てられたような・・・(苦w
なんていっても、ジャムが酷くてw
この固体だけかも知れないんですが、ほとんど撃てたもんじゃなかったような・・・。
元の持ち主が3000円でいいと言うことだったので、3000円という破格な値段で購入できたんですが、元々の値段は2万もするだけあって、仕上げはとてもいいです。
パーティングラインもきれいに処理されてますし、表面の仕上げも大変きれいです。
ただ、先日ハドソンさんがトイガン業界から撤退されてしまい、パーツの在庫も処分されてしまったらしく、修理する事ができないのが残念です。
どこかのメーカーで金型を引き取って、再販とかされないかなぁと期待してみたりw
まぁ、細部に気になるところはあるんですが、全体的にはいい銃だと思います。

(2010/01/25:ページ作成)

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