WE G39

WE G39 レビュー 【ガスブローバックライフル】

買っちゃった(爆w
昨年の10月の終わりにネットでG39Cを見かけて以来、欲しい欲しいといい続けて、約半年、ついに買っちゃいましたよ、G39!
ラインナップがG39(スタンダード)、G39K(クルツ)、G39RAS、G39C(コンパクト)と4種類ある中で自分が選んだのはラインナップ中一番長いE(スタンダード)モデルです。
いや、Cはすでに電動ガンで所有してますし、せっかく長物を買うなら、長いほうがいいなぁと思いましてw
あと昔からスタンダードモデルに憧れがあったんですよね!電動のCをスタンダードにコンバージョンしようかと思ってたくらいですからw
さて、それはさておいて、WEのG39シリーズは流通ルートがエンテン社、UFC社、個人輸入と複数あるのですが、今回は万全のアウターサービスを掲げて販売をされているエンテン社さんのモデルを行き着けのネットショップ、タクティクスさんで24000円(セール価格)にて購入しましたw
と、言うわけで今回はこのG39を紹介して行きたいと思います。

パッケージ
パッケージは右下、あと側面に商品名のシールが貼られているだけのただのダンボール箱でした、海外の製品ってグロックのカービンキットの時にも思ったんですけど、箱に色気が無いですよね。
外寸は、108cm(長さ)×27cm(幅)×8.8cm(高さ)。
しかし、背景畳がカッコ悪い(苦w


内容物
内容物はビニール袋に入れられた本体、マガジン、BB弾ローダー、中国語の説明書とその補足、そしてエンテン社のサービスでH&KのG36リアル刻印シートの6点でした。
今回が海外製品初買いなので、他のがどうかは分からないのですが、BB弾は付属していませんでした。
あと、本体、マガジンが結束バンドで止められていて切る時に本体を傷付けそうでヒヤヒヤしました (苦w



オーバーオールビューレフト オーバーオールビューライト
箱から取り出して一番最初に思ったのは『想像以上に長い』と、言うことでした。
所有しているG36Cから、コレくらいかなぁという想像はあったのですが、それよりも5cmは長かったです(苦w
まぁ個人的な感想はコレくらいにして、外観は実銃より採寸されており、リアルサイズです。
前が長くなった分若干フロントヘビーに感じますが、気になるほどではありません。
仕上げはなかなか良く、全体にサラッとした梨地加工がされていて手触りもいい感じです。マルイさんのG36Cよりもてかりを抑えた仕上げになっています。
グロックカービンは各所のエッジがささくれていたりしてましたが、このG39はそういったところも きちんと処理されていました。
ただ、グリップ部や、ハンドガードなど若干パーティングラインが気になる所もありますが。
まぁ、全体評価としては高評価だと思います。

マズルフェイス アウターバレル

フラッシュハイダー まずはマズルフェイスです。
いやぁ、やはりEは迫力が違いますねぇ〜。
フラッシュハイダーは、エッジが立っていて精度も良さそうです。
ちなみにフラッシュハイダーは道具無しで取り外す事ができます。特に固定のイモネジ等はなく、 アウターバレルに刻まれた溝にフラッシュハイダー内側の金具が引っかかるかたちで 緩みを防止しています。
14mmの逆ネジ仕様になっているので、各種サイレンサーを無加工で装着可能です。
さらに長くなるG39(爆w


ハンドガード
G39(G36)最大の特徴とも言える6ホールのハンドガードです。
下部にはこれまたEモデルの特徴である、バイポッドが標準で装備されています。
ハンドガードは細身で握り心地はいいです。
バイポッドを収納した状態ではちょっと握りはよくないですが・・・(苦w
ちなみにこのバイポッドはハンドガードに固定されているので外れませんでした。


バイポッド
こちらがそのバイポッド。左右それぞれに展開が必要でそれぞれにロックの機構がついています。
バイポッドロック ←がそのロックスイッチ。画像中の矢印の部分を握り込むことで ロックがはずれバイポッドを収納できます。




個人的には、バイポッドの取り外しと下部にだけでもいいのでレールを付ける余地を残して欲しかったですね。 まぁならCやRASを買えって話なんでしょうけど(苦w



レシーバー左側面 レシーバー右側面

レシーバー部には大人の事情で、刻印等がないのが残念な所ですが、まぁ致し方ありませんね。
WEのシールは剥がす事ができ、ここにサービスで付いていたG36のリアル刻印シールを貼れば、 少しリアル度も上がるのですが。

レシーバー拡大
セレクターレバーはアンビタイプなので左右どちらからでも操作が可能です。
セレクターのイラストは弾丸マークです。個人的にはこのマークがH&Kぽくて好きです(苦w
画像の位置がセーフティ。ちなみにセーフティはコッキングした状態じゃないと入りません。
セレクターレバーはゴリゴリとした感じでスムーズではありませんが、 各ポジションでカチリ、カチリと止まるのでまぁ問題ないと思います。


トリガー周り
トリガーです。
トリガーの前の部分にボルトキャッチリリースボタンが設置されています。
コレがG36ファミリーの最大の弱点と言っても過言ではないと思いますが、このリリースボタンの 押しにくい事、押しにくい事(苦w
箱から出してすぐはほんとにこのボタン押せるんかいなと思うくらい硬かったです。
ちなみにトリガーストロークは約7mmで、トリガープルは2.8Kgと重めです。


エジェクションポート
さて、ご注目! ガスブロの真骨頂である、チャージングハンドルとエジェクションポートです。
チャージングハンドルを引くとガチャッとエジェクションポートが開き後退位置にてホールドします。
(画像にマウスをのせると画像が切り替わります。)
先のリリースボタンを押すとシャコンとリリースされます。
楽しいw


チャージングハンドル
チャージングハンドルの先端部分は樹脂製です。実銃は金属パーツだそうで、カスタムパーツが出てますね。
お金に余裕が出たら換えようかなぁと思ってますw

チャージングハンドルのロック機能
マルイのG36Cではオミットされていた、ハンドルの固定機能がちゃんと再現されています。
ハンドルを左右に倒して押し込むことでハンドルをロックできます。

HOPダイヤル
ちなみにHOPダイヤルへはチャージングハンドルの下からアクセスします。
画像の矢印の部分がHOPダイヤルです。
画像の奥方向へダイヤルを回すとHOPがかかります。


トップレール
さて、実銃ではスタンダードモデルといえば、スコープ付きキャリングハンドルが装備されているところですが、G39はG36Cと同様のトップレールが装備されています。
素材は樹脂ですが裏に金属が入れてあり、剛性は高いです。
サイトはフロント、リア共に樹脂製で、取り外す事が出来ます。リアサイトはマルイのG36Cと互換性がありますが、フロントサイトは根元の部分の形状が違って互換性がありません。
ただ、トップレール自体若干のズレがあるものの相互互換が可能なので、ライラクスのフラットトップキットなどを組み込む場合はトップレールごと交換するといいかもしれません。
(仕上げが若干違うのが気になる所ですが)
トップレールは、マルイのG36Cに対応したカスタムパーツなら、ほぼ取り付け可能だと思います。
ここはフロントサイトも互換性を持たせて欲しかったですかね。

リアサイト
リアサイトはマルイG36Cと同じ○枠サイトと一般的な凹凸サイトを切り替えることが出来ます。
(画像にマウスをのせると画像が切り替わります。)
無論、マイナスドライバーにて、上下左右にアジャスト可能です。


ストック
さて、続いてストックです。
こちらは、Cとは違いロングタイプのストックが装着されています。 ちなみにCのストックより約2cmほど長く、全体的に細身な印象になっています。
バットパットはラバー製です。
もちろんストック基部の矢印の部分を押せば折り畳むことが出来ます。
(画像にマウスをのせると画像が切り替わります。)
マルイさんとの互換性はWE→マルイは可能ですが、マルイ→WEは出来ませんでした。
ストックのロック方法がマルイG36Cとは違う為なので、マルイ対応のカスタムパーツでは物により取り付けられない場合があると思われます。
ストックを止めているピンは下から上へ向かって細長い棒のようなもので押せば抜く事が出来ます。

マガジン
最後になりましたが、マガジンです。
装弾数は32発。なんでリアルカウントの30発にしなかったのか疑問ですがw
あと、残念ながら、せっかくのシースルーマガジンにもかかわらず、 中にダミーカートのような細工はされていません。少し残念です。
と、言うか、自分的にはこいつが結構曲者だと思っています。
まず、ガス注入バルブのせいか、ガスが入っているのかが分かり難い事。 あと側に樹脂がある為、マガジンの温まり具合・冷え具合が分からない事の2点がネックです。
注入バルブに関してはカスタムパーツが出てるので、近いうちに交換しようと考えています。
G36シリーズはマガジンを無加工でジャングルスタイルに連結する事が出来ますが、今回は予算の都合でマガジンが1本しか買えなかったので、WEのマガジン同士の連結については確認が取れていません。
ちなみにマルイG36Cのマガジンと連結を試みた所、受け側のサイズが若干違うようで、連結が出来ませんでした。(差し込む側は連結可能。)

○実射○
さてはて、嬉恥ずかし実射の時間でございます!
測定日の天気は曇り、気温23度、湿度53%の室内・屋外で計測しました。

○フィーリング○
先にも書いた通り、マガジンへのガスの注入にちょっと難儀しますが、耳を澄まして音を聞けば、 なんとかガスが入っているかどうかを確認できます。
国内モデルのようにブシュシュシュシュとなってくれるといいんですが、 シューと言う音がしなくなるだけで、なりません。
専用のローダーは5発毎に15発まで目盛りが切ってあるので、 リアルカウントの30発入れるのには苦労しません。無論あと2発入れる事も可能です。
マガジンを装着して、チャージングハンドルを引き初弾を装填。
まず、セミオートにして、トリガーを引くと、

ガツンッ!

と肩に伝わるリコイルショック、楽しい、コレはハンドガンでは味わえない感覚ですよ!
更にフルオートにして、トリガーを引く、

ダダダダダダダダダダダダダダダン!

回転数は秒間約15発と、思ったほど早くはないものの、肩に連続した心地良い衝撃、テンションが一気に上りますね。
マガジン内の残弾が無くなり、もちろんボルトが後退位置にてホールドされました。
楽しい。超楽しい。
ただ、セミオートはHOP最低状態の0.25g弾でも思った以上にHOPがかかり、 20メートルでは狙った所の50cmくらい上に着弾。
フルオートはBB弾が手前に落ちていく事もしばしば、安定した弾道とは言えません。
まぁフルオートについては気温がまだ若干低いので、今後暖かくなれば、 もっと安定してくるかも知れませんが。
夏場に期待と言った所でしょうか。
さて、ここからは、各種実測値の詳細データを紹介していきます。

○ガス容量○
どれくらいだろうなぁと思い、今回も計測してみました。結果は次の通り。
空重量 満タン重量
405g 479g 74g
めちゃめちゃ入る。74gとかw ほかのGBBライフルもこんな感じなのかな?
1マグ(30発)撃ち切るのに必要なガスは約23g、入る量も多ければ出る量も多い。
1回の充填で約3ラウンド撃てる計算になりますね。その辺はハンドガンと変わらないのかなぁ。
実際のところは、144発(4ラウンドと24発)撃った所でガスが放出されました。
(まぁ最後の20発くらいは弾が出たり出なかったりしましたが・・・)

○威力○
X3200にて計測しました。
使用したBB弾は、SUS製0.25gエコBB弾です。
常温のマガジンにガスを最大まで充填して、5分放置、そこから10発1セットを2回記録しました。
1ラウンド目(m/s) 2ラウンド目(m/s)
1発目 80.27 87.83
2発目 75.88 73.63
3発目 78.13 78.64
4発目 71.62 78.75
5発目 76.61 78.46
6発目 77.92 72.85
7発目 75.08 79.11
8発目 76.41 77.26
9発目 77.08 70.17
10発目 82.00 67.00

1ラウンド目の平均初速は77.10m/s、平均ジュールは0.743J。
2ラウンド目の平均初速は76.37m/s、平均ジュールは0.729J。
最大初速は87.83m/s(0.964J)。最低初速は67.00m/s(0.561J)。
と言う結果になりました。危ないw 調子いいときは1Jスレスレじゃないかw
初速に結構バラつきが見られますね。ただ平均して0.7Jは出てるので、実戦に持って出れない事は無いと思いますが、ここまでバラつきがあると、命中精度にも若干干渉が見られるかも知れません。
その点については、次項のグルービングを参照してください。
それと、ガスを満充填すると気化スペースが無いせいか、最初10発くらいは初速が出ませんでした。
ですので、上記の記録は10発撃った後、11〜20発目、21〜30発目の計測結果になっています。

○グルービング○
先に結果を言いますと、はっきり言って計測できませんでした(汗
実質、初の長物のレビューと言うことで、レンジの長さをどれくらいにするか悩んだんです。
長物の性質上、3〜5メートルでの使用は考えにくいので、やはり10メートル以上のレンジがいいだろうと思い、最初15メートルのレンジで計測を試みましたが、マルイのブルズアイターゲットのセンターにサイティングして撃つと50センチほど上を弾が通過してしまい、ターゲットに当てる事が出来ません。
無論、HOPは最低、弾は0.25g弾を使用して、サイトも最大まで下げてみました。
更に10メートルに近づいて試してみましたが、これまた30センチほど上を通過してしまい、はっきり言ってサイトがサイトの意味をなしていませんでした。
箱だしドノーマルでは、実戦に持って出ても多分役には立たないと思います・・・(汗


DATA

□DATA□

  • WE-Tech製
  • 18才以上、可変HOP UP仕様
  • 使用弾、6mmBB弾
  • 全長、1019mm
  • 重量、3300g
  • 装弾数、32発
  • 価格、<G39>34,000円(税別)
        <G39K>31,800円(税別)
        <G39RAS>36,800円(税別)
        <G39C>29,800円(税別)


○総評○
はい、と、言うわけで。半年間溜めに溜めて購入したG39ですが、実射性能において致命的な欠陥があることに残念でなりません。いや、まぁ海外製品をカスタム無しで、実戦投入しようってのが、そもそも間違っているのかも知れませんね。
ただ、刻印等細かいディティールは省かれてしまっているものの、造り自体は十分良く、3万円ほどでガスブローバックの長物を購入できるという点は評価するべきだと思います。
後はやはり、しっかりとカスタムして、自分好みのG39にしていくしかないのではないでしょうか。 その辺も含めて、ご購入される際の参考にして頂ければ幸いです。
さて、このレビューコレで終わりにするのはちょっと残念すぎるので、カスタム編作っていきたいと思います。
近いうちにとりあえず、上記のレビューで上げたG39の弱点を克服していきたいと思いますので、乞うご期待ください!

(2011/06/30:ページ作成)

<訂正とお詫び>
当記事におきまして、商品名を「G39E」と掲載しておりましたが、正確には「G39」でした。
お詫びを申しあげますと共に、訂正させて頂きます。大変申し訳ありませんでした。

はい。というわけでですね。
実はこのページをアップしてすぐの頃に「間違ってるよー」とご指摘を受けていたのですが、 長らく放置しておりました。重ね重ねお詫び申しあげますorz
ご指摘していただいたフィンブルさん、ありがとうございましたノ
実際の所、スタンダードモデルは特にG36の後ろにアルファベットは付かないようです。
当方が書いていたG36E(G39E)と言うモデルが一応存在しておりまして、 EというのはExport(輸出)の頭文字らしいです。
つまりG36Eというのは、スタンダードモデルの海外輸出用バージョンという事のようです。

(2012/04/07:修正と追記)



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